ChatGPTやClaudeに負けず劣らず、素晴らしく優秀なGenspark(ジェンスパーク)。

このブログを読んでくださっているあなたなら、きっと一度は耳にしたことがあるはずです。
ぼく自身、Gensparkを「神ツールだ」「コスパ最強だ」と絶賛。
手放しで褒めちぎる記事をいくつも書いてきました。
それは今も変わらない本心です。
でも、今日は、あえて。
そんなGensparkの「デメリット」について、正直に語ってみようと思います。



「え、なんで?絶賛してたじゃないか」
そう思うかもしれませんが、考えてみてください。
どんなに好きな友人やパートナーでも、良いところばかりじゃありませんよね?
ちょっと抜けているところ、苦手なことがあるからこそ、その人の魅力が深まるし、本当の意味で相手を理解できる。
AIツールとの付き合い方も、それとまったく同じなんです。
完璧なツールなんて、この世には存在しません。
だから大事なのは、そのツールの「弱いところ」をちゃんと知っておくこと。
そして、「じゃあ、どうすればその弱点をカバーできるか」という「付き合い方」を知っておくこと。
それさえ分かっていれば、もう何も怖くない。
Gensparkはあなたにとって、本当の意味で「最高の相棒」になってくれるはずです。
というわけで、



今回はGensparkヘビーユーザーのぼくが感じる「ここが弱いんだよな〜」というポイントを3つ。
そして、それぞれの具体的な「回避策」と合わせて、徹底的にレビューしていきます!


なぜGensparkの「デメリット」を先に知るべきなの?
本題に入る前に、少しだけ。
なぜ、メリットではなく、デメリットを知ることが重要なのか。
Gensparkの優秀さ、性能の高さは本当に計り知れません。



ぼく自身、このAIツールのおかげで仕事の生産性が何倍にもなりました。
だからこそあなたにも、その素晴らしい体験をストレスなく味わってほしい。
そのためには、事前に「つまずきやすい石」の場所を知っておくことが、めちゃくちゃ大事なんです。
デメリット1:わかりにくい?「料金とクレジット」の壁
さて、まず1つ目のデメリット。
料金プラン、特に「クレジット」の仕組みが、正直わかりにくい!
Gensparkには「無料」「Plus」「Pro」という3つのプランがあります。
その価値を左右するのが「クレジット」という、Genspark内で使えるポイントの存在です。
AIに何かをお願いするたびに、このクレジットが消費されていく。
この仕組み自体は、他のAIツールでも見られるものなんですが…



「何にどれくらいクレジットが消費されるの?」



「知らないうちに大量消費して、月の途中で使えなくなったらどうしよう…」
「知らないうちに大量消費して、月の途中で使えなくなったらどうしよう…」
という、
「結局いくらかかるか分からない」という漠然とした不安が、Gensparkを始める上での、最初の心理的な壁になっている
ように感じます。
ただ、結論まったく問題ありません。
この2つだけを押さえておけばOK。
- ①とりあえず無料プランで使用してみる
- ②気に入ったら有料プランのPlusで十分すぎる
あとはこちらの記事に完全ガイドをまとめましたので、料金プランとクレジットについて詳細をチェックしてみてください。


デメリット2:資料作成の崩れ問題
続いて2つ目のデメリット。
これはGensparkを使う上で期待値が高い「資料作成」についてのあるあるです。



Genspark上で、めちゃくちゃカッコいい資料ができた!
これをパワポ(PPTX)で書き出して、少し手直しして、クライアントに提出だ!
…そう思って、エクスポートしたファイルを開いた瞬間に違和感が。



あれ…なんか、レイアウトが、微妙に崩れてる…!?
なんで〜〜〜!!?
テキストの改行位置がズレていたり、画像のサイズが変わっていたり。
(パワポの資料にできること自体がすごいんですけどね!)
こんな感じ↓





事例Cと知識検索が、微妙に重なっちゃってる…
この「エクスポート時の再現性の低さ」は、現在のGensparkが抱える弱点の一つです。
【回避策】発想の転換と、未来への期待がカギ
地味にストレスがたまる「資料作成のレイアウト崩れ問題」。



ただ、このデメリットにも、ちゃんと回避策があります。
① 「Genspark上で完結させる」と、発想を転換する
そもそも、「パワポに書き出す」という行為は、本当に必要でしょうか?
Gensparkの資料は、Webページ形式のURLで共有することも可能です。
こんな感じですね。(スライドページへ飛びます)


最近セミナーなどをやっていても、スライドより見やすいかも?という反応をいただくことが多くなってます。
「パワポで提出するのが当たり前」という固定観念を一度捨てて、「URLで共有する」という新しいスタイルを、デフォルトにしてみるのも1つかもしれません。
② デザインツールで手直しする
とはいえ、ですよ。



いや、どうしてもパワポのスライド形式じゃないとダメなんだよ
という場面も、もちろんありますよね。
たとえばこれをデザインツールのCanvaにアップすると、Canva上で編集することができるのです…!
重要な資料のときには、ぼく自身もこれで対応しています。
ひと手間かかってしまいますが、クオリティを高く保てるためデメリット解消です。
③ Gensparkの「爆速進化」に期待する
そして、最後の回避策は「待つ」ことです(笑)
Gensparkの開発チームの進化のスピードは本当に異常です。
ぼくが使い始めた半年前にはなかった機能が、今は当たり前のように実装されている。
資料のエクスポートも、以前はもっとガッチリ崩れてました(これは使えないだろというレベルで笑)



なので、このエクスポート問題も、彼らが認識していないはずがありません。
数ヶ月後には「そういえば、昔はレイアウト崩れてたよね」と、笑い話になっている可能性が高い。
デメリットを理解しつつ、その「成長」を見守るのも、優れたAIツールとの楽しい付き合い方だとぼくは思います!


デメリット3:「API経由のAIモデル」性能差のウワサ
最後のデメリット。
これはかなりマニアックな視点かもしれませんが、Gensparkを使い込む上でめっちゃ重要なポイントです。
Gensparkの有料プランの最大の魅力は、
でも、ふと、こんな疑問が頭をよぎるんです。



Genspark経由で使うAIって、本家のサービスで直接使うのと、本当にまったく同じ性能なの?
API(外部のサービスが機能を使うための接続口)経由でAIを使う場合、
- レスポンスの速さ
- 出力の精度
この辺りに差が出ることがある、と言われています。
このウワサ、Gensparkだとどうなのでしょう?
【ガチ検証レビュー!】Genspark経由 vs 本家AI、精度の差は?
ネットを探しててもあまり情報が見つからなかったので、実際に自分でやってみました。
ChatGPT5Pro VS Genspark GPT5Pro



ウワサを信じていても仕方ないので、実際に検証してみました!
【検証方法】
この資料をつくるためのプロンプトを、AIに考えてもらいました。
1.共通のプロンプトを用意する
ーーーーーーーーー
Gensparkで最高の資料を作れるプロンプトを考えて。条件は、1ページごとの文字数を少なくすること。文字が多すぎると読めないからね。あと、白基調で。図解は多めに。そのほうがわかりやすいからね。内容を最下部に貼り付けたら完成するようにプロンプトを書いて
ーーーーーーーーー
2.それを2つのAIにそのまま入力
①Genspark経由のChatGPT-5pro
②本家OpenAIのサイトで直接使うChatGPT5pro
3.出てきたアウトプットを比較
4.ついでにGeminiに判定させてみよう
出力されたアウトプットの比較にも他のAI(Gemini)を使用してみたので、完全なる客観的な検証となっております!
ちょっと面白そうじゃない?
【検証結果】
さーて、ここは結論から。
精度を比較してみた結果、ほんの僅かな差は「あるかもしれない」というレベルでした。
結果的には「ChatGPT本家のほうが優秀」と判断されたものの、僅差でした。
詳細を以下に載せます。
デモ画面、こんなふうに動作します↓
https://drive.google.com/file/d/1VglJ4UpSF9geRoLDmxc6l9qHLS7rK5aL/view?usp=drive_link
【出力結果】
①Genspark AIチャットのChatGPT-5pro(画像をクリックで詳細ページへジャンプします)


全文はこちら↓
https://www.genspark.ai/agents?id=d11b0a3e-378d-44f6-adb0-ff220648d5f0
②本家Open AIのChatGPT-5pro(画像をクリックで詳細ページへジャンプします)


全文はこちら↓
https://chatgpt.com/s/t_68993a1721908191ab1887238f3dfd2e
【でもって、2つの結果をGeminiで評価させてみた】
Geminiにこんなプロンプトを入れて、2つを比較してもらいました。
—
Gensparkで最高の資料をつくるためのプロンプトをつくりました。どっちが優れているかを比較して。1つ目がGensparkの出力、2つ目がChatGPTの出力です。与えた指示は「Gensparkで最高の資料を作れるプロンプトを考えて。条件は、1ページごとの文字数を少なくすること。文字が多すぎると読めないからね。あと、白基調で。図解は多めに。そのほうがわかりやすいからね。内容を最下部に貼り付けたら完成するようにプロンプトを書いて」でした。
—
2つのプロンプトを比較してみた結果がこちら(画像をクリックで詳細ページへジャンプします)


全文も添付しておきます。



Geminiも評価が難しいくらいのレベルで、僅差だったことがわかりますw
ほんの少しだけ、より多くの人が使えそうだったり、思考の深さを感じる、というレベル。
本当に「高級ワインの銘柄を当てるソムリエ」レベルの微差です。
まだまだ検証の余地はありますが、現状はGenspark経由でも、最上位AIモデルのあの圧倒的なパワーを十分に体感できます。
これをデメリットと言うのはちょっと厳しいかな…というのがぼくの本音です。


Gensparkのデメリットとどう付き合っていくのが正解?
ここまでGensparkの3つのデメリットと、その回避策についてお話ししてきました。
- 料金とクレジットの分かりにくさ
- エクスポート時のレイアウト崩れ
- 本家AIとの、ごく僅かな性能差
あなたが抱いていた不安は解消されたでしょうか?
どんなに優れたツールにも、必ず弱点はあります。
デメリットを知った上で、それでもなお、Gensparkが提供してくれる計り知れないほどの価値と、未来への可能性。
それを天秤にかけた時、ぼくの答えは、いつも決まっています。



やっぱりGensparkは、最高の相棒です
ぜひ、まずは無料プランから、Gensparkを使ってみてください。
Gensparkと最高のパートナーシップを築ける人が、一人でも増えることを願ってます!
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