
「資料作成に時間を取られすぎててしんどい…」
これ、ビジネスパーソンの「あるある」ですよね。
何を隠そう、僕も何度も経験しました。
徹夜で30枚のスライドを作ったのに、上司から
「で、結局何が言いたいの?」
と一言で斬られた、あの日の夜。
デザインにこだわりすぎて、中身スカスカの資料を提出してしまったこともありました。



もう、あんな思いはしたくない…
そこでたどり着いたのが、AIで資料作成という新しいやり方です。
結論から先に言いますね。
これが今の時代いちばん速くて、しかもクオリティも高くできる資料作成の「正解」です。
この記事では、Gensparkを使った資料作成の方法を、余すところなくお伝えします。
いろんな資料作成AIがあるけど、Gensparkがピカイチです。
- AIスライドの作り方を知りたい。
- ジェンスパークの使い方が気になる。
- AIでプレゼン資料をサクッと作りたい。
OK。全部、ここに書いておきます。(大きく出た!)
↓↓ジェンスパークに興味がある人は以下の記事も読んでおくと得します。↓↓




なぜ僕たちの資料作成は終わらないのか?



そもそも、なんで資料作成ってこんなに時間がかかるの?
本題に入る前に、ちょっとだけ。
そもそも、なんで資料作成ってこんなに時間がかかるんでしょう?
答えは2つです。
- 「構成」で迷子になるから
「1枚目に何を書こう…」
「結論はこれでいいかな…」
「この話とこの話、どっちを先に…?」
これが構成の迷子です。資料作りの8割は、この悩みと言ってもいいかもしれません。 - 「デザイン」の沼にハマるから


気づいたら深夜2時。あるあるですよね。
でもAIスライドは、この資料作成の常識をひっくり返します。
- 時間が半分以下になる。 構成で悩む時間がゼロに近づくので。
- メッセージが一本化される。 AIが客観的に「伝えたいこと」を整理してくれるから、論点のブレがなくなります。
- 見た目は、70点をAIで作れる。 これが最新アップデートで可能になりました。
ジェンスパークを使うと、こんな資料が一発で出せちゃいます。
他のAIと比較した記事も書いたので読んでね↓


Gensparkの使い方、見せちゃいます。



慣れれば5〜10分で骨子が出来上がります。
さて、どんどんいきましょう。
ここからは、僕が実際にやっている具体的な資料作成の流れです。
- 目的を1行で固める
これが一番大事。
「この資料で、誰に、どう動いてほしいか?」を日本語で書きます。
例:
「部長に、新サービス開発の予算承認をもらう」
「クライアントに、次回の契約更新を合意してもらう」など。 - Gensparkにアウトラインを作ってもらう
さっきの「目的」を元に、AIにお願いします。
どんな風にお願いするか(プロンプト)は、後でテンプレートをそのまま配布しますね。
すると、章立てと各スライドの要点がバーッと出てきます。 - これをベースに、AIスライドで資料作成を実行
必要に応じて、Gensparkのなかで編集することも可能です。
AIの一か八かじゃなくて手直しできるから安心です!
コツとしては、まず資料の大枠をつくってからAIスライドで作成していくこと。
【実践編】テンプレートを使ったAIスライドの作り方



「この非効率、なんとかならないか…?」
理屈はここまでにして、実践編といきましょう。
次は、実際にどんな風に動くか。
実際にクライアントさんからあった依頼です。とある会社の中堅社員さん。
毎月末になると、全社員が古い経費精算システムと格闘しています。
紙の領収書を貼り付け、上司のハンコをもらい、経理部に提出…。
差し戻しも多く、みんなウンザリ。
新しいクラウド経費精算システムの導入を、経理部長に提案し、「導入検討の承認」を得るのが目的でした。
STEP1:まずテンプレートで頭を整理する


いきなりAIに指示を出す前に、まずはテンプレートを使って、自分の頭の中を日本語で整理します。
(↓以下が、実際に埋めてみたテンプレート①です)
[1] 結論(この資料で、何をどうするのか)
- 何を達成できる?:経費精算にかかる手作業を90%削減し、全社で月50時間の工数を創出します。
- 期間・コストの目安:導入期間は3ヶ月、費用は月額10万円から。
- 今日のゴール:新システム導入の「検討チーム」発足をご承認いただくこと。
[2] 現状・課題(なぜ、今これをやる必要があるのか)
- いま何が起きている?:毎月の申請・承認作業に、部署全体で推定100時間かかっている。
- 影響は?誰が困っている?:申請する全社員と、目視でチェックする経理部の両方が疲弊。差し戻し率は30%。
- 図:現行の非効率なフロー図(紙とハンコが介在する様子)
[3] 打ち手(どうやって、それを解決するのか)
- 仕組みの要点:①スマホアプリで申請完結、②交通系ICカード連携、③AIによる自動仕訳機能。
- 導入ステップ:1ヶ月目:要件定義 → 2ヶ月目:経理部でトライアル → 3ヶ月目:全社展開。
- 図:導入フェーズ図(3ステップで示す)
[4] 効果(その打ち手が正しいという根拠)
- 指標:承認までの平均リードタイムが現状の3日から「半日」に短縮。ペーパーレス化で印刷コストも年間5万円削減。
- 成功事例:同業のA社が同じシステムを導入し、経理担当者を2名から1名に最適化できた実績あり。
- 図:Before/Afterの比較表(時間、コスト、ミス発生率)
[5] 次の一手(で、今日から何を始めるのか)
- 今日やること1つ:導入検討チームの発足をご承認ください。
- 役割と期限:経理部から2名、情報システム部から1名、来週中にアサインをお願いします。
- 連絡チャネル:承認後、すぐにSlackに専用チャンネルを作成します。
ここまで丁寧にやらなくてもいいので、自分の考えを一度クリアにしちゃう。
そうするとAIの資料作成は格段に精度がアップします。



ちなみに、ここまで整理できれば、もう資料作りは8割終わったようなものです。
STEP2:プロンプトでGensparkに渡す
頭の中がスッキリ整理できたら、いよいよAIの出番です。
先ほど整理した内容を、テンプレート②の形に「翻訳」して、Gensparkに渡してあげましょう。
(↓以下がGensparkに入れたプロンプトです)
あなたは経理部の業務改善担当者です。
以下の条件で、プレゼンテーションスライドの構成案を作成してください。
# 目的
経理部長に対して、古い経費精算システムを刷新し、新しいクラウドシステムへ移行することのメリットを伝え、新システム導入に向けた「検討チームの発足」を承認してもらう。
# 条件
– スライドの枚数は5枚。
– 各スライドに「言い切りの見出し」「話すべき要点3つ」「提案する図の種類(例:比較表, フローチャート, KPIカードなど)」を出力してください。
– 構成は「結論→現状・課題→打ち手→効果→次の一手」の流れを必ず守ってください。
# 制約
– 経理の専門用語を多用せず、メリットが直感的にわかるような平易な言葉で記述してください。
– 1スライド1メッセージの原則を厳守してください。
– 具体的な数字(月50時間削減、リードタイムが半日に短縮、など)やBefore/Afterの比較の要素を必ず盛り込んでください。
# 出力形式
Markdownの箇条書きでお願いします。
まったく修正していない、一発出しの資料がこちら↓


コピペOK!今すぐ使える資料作成テンプレート
先ほどの資料作成で使用したプロンプト、このブログを読んでくださっているあなたには全部差し上げます。
先ほどの具体例を参考に、あなたの目的に合わせて {} の中身を書き換えて使ってみてください!
① 資料作成アウトライン・テンプレート(思考整理用)
[1] 結論(この資料で、何をどうするのか)
– 何を達成できる?
– 期間・コストの目安は?
– 今日のゴールは?
[2] 現状・課題(なぜ、今これをやる必要があるのか)
– いま何が起きている?
– 影響は?誰が困っている?
– 図で示すなら:
[3] 打ち手(どうやって、それを解決するのか)
– 仕組みの要点(3つ)
– 導入ステップ(1→2→3)
– 図で示すなら:
[4] 効果(その打ち手が正しいという根拠)
– 指標:コスト/時間/品質
– 成功事例 or 小さな勝ち
– 図で示すなら:
[5] 次の一手(で、今日から何を始めるのか)
– 今日やること1つ
– 役割と期限
– 連絡チャネル
② Genspark プロンプト・テンプレート(AIへの指示書)
あなたは{業界や役割}のプロフェッショナルです。
以下の条件で、プレゼンテーションスライドの構成案を作成してください。
# 目的
{誰に}対して、{何}を伝え、{どんな行動や意思決定}を促すか。
# 条件
– スライドの枚数は{枚数}枚。
– 各スライドに「言い切りの見出し」「要点3つ」「提案する図の種類」を出力。
# 制約
– 専門用語を避け、中学生でもわかる言葉で。
– 1スライド1メッセージを厳守。
– 可能であれば、数字や比較の要素を盛り込んでください。
# 出力形式
Markdownの箇条書きでお願いします。
② ジェンスパーク プロンプト・テンプレート(AIへの指示書)
あなたは{業界や役割}のプロフェッショナルです。
以下の条件で、プレゼンテーションスライドの構成案を作成してください。
# 目的
{誰に}対して、{何}を伝え、{どんな行動や意思決定}を促すか。
# 条件
– スライドの枚数は{枚数}枚。
– 各スライドに「言い切りの見出し」「要点3つ」「提案する図の種類」を出力。
# 制約
– 専門用語を避け、中学生でもわかる言葉で。
– 1スライド1メッセージを厳守。
– 可能であれば、数字や比較の要素を盛り込んでください。
# 出力形式
Markdownの箇条書きでお願いします。
AI資料作成でよくある「つまずき」と「直し方」
AIで資料作成をしていると、いくつか「あるある」な壁にぶつかります。
でも安心。



解決策はだいたい決まっています。
- Q. AIが書いてくる文章が、なんか長くて硬い…
- A. プロンプトに「1行40文字以内で」「箇条書きは3点以内で」「もっとフレンドリーな口調で」といった制約を書き加えましょう。
- A. プロンプトに「1行40文字以内で」「箇条書きは3点以内で」「もっとフレンドリーな口調で」といった制約を書き加えましょう。
- Q. なんか、いい感じの図を提案してくれない…
- A. 「いい感じの図」では伝わりません。AIに「図の名前」を教えてあげてください。「比較表」「フローチャート」「相関図」のように。
- A. 「いい感じの図」では伝わりません。AIに「図の名前」を教えてあげてください。「比較表」「フローチャート」「相関図」のように。
- Q. スライドの最後が、なんかフワッと終わってしまう…
- A. 最後に「具体的な行動」を1行で書くのを忘れています。「今日決めること」を明記するだけで、会議が締まります。
- A. 最後に「具体的な行動」を1行で書くのを忘れています。「今日決めること」を明記するだけで、会議が締まります。
- Q. なんか、説得力がない気がする…
- A. 「数字」と「比較」が足りないサインです。「良くなります」ではなく「売上が120%になります」と書く。「A案」だけ見せるのではなく、「A案とB案の比較表」を見せる。Before/Afterは最強の武器です。


AIを使った資料作成は、とりあえずGenspark



まずは遊び感覚で試してみてください。
AIスライドの作り方、その思考のプロセス、そしてテンプレートを使用した実例。
Gensparkの資料作成の可能性を、少しでも感じていただけたでしょうか。



理論はわかった。でも、いざ自分でイチからやるとなると、なんだか難しそうだな…
だからこそ、なんです。とりあえずGenspark。
最初から100点満点の完璧なプロンプト(指示文)を作ろうなんて、思わなくて大丈夫です。
まずは、この記事で紹介したテンプレートを、試しにそのままGensparkに打ち込んでみてください。
漠然とした考えや目的が、構造化された「資料」へと一瞬で変わる。
この資料作成の革命を、まず一度、ご自身で体験してみてほしいのです。
あなたの時給が、もっと高くなりますように。
資料作成がサクッと終われば、もっとやれることがたくさんあるはずです!
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