副業会社員として友人の会社を手伝っている僕ですが、信じられない失敗談がたくさんあります。2024年はAIとの付き合い方を盛大にミスってしまいました。
というのも、ChatGPTの有料プランを約1年も続けてきたのに、ほとんど活用しないままダラダラと放置していたこと。
月々3,300円の出費を「必要経費だし」と自分に言い聞かせつつ、実態は「なんとなくすごそう」と思って課金してただけ。結果として「AIすげえ!」とは言うものの、その凄さを自分の仕事にまったく活かせていなかったんです。
課金すべきか迷ってるとしたら、僕みたいな使い方をしちゃう人は無駄です。
年間3万あれば美味しい焼肉が食べられただろうに(笑)
でも実際、似たような気持ちの人、多いと思うんですよね。
chatGPTをちょろっと使ってみたけど、思うように動かせない。
でもこれからAIは必須だよなと思っちゃってるあなたへ、書きます。
なぜ契約したのか?

常に時間がないのが現代の社会人。常に「効率化できる方法はないか?」というアンテナが立ちがちです。
僕もそのひとり。どうにか作業をスピードアップしたいと日々考えていました。
そんなとき耳にするのが「ChatGPTがとにかくすごいらしい!」という噂。
とも言われていました。
「月3,300円? まぁビジネス投資としては安い方じゃない?」
「これで誰よりも早くAIをモノにできるなら課金すべきだろう」
こんな軽い気持ちで、深く調べもせずに有料プランをポチ。
課金した瞬間は、「俺も最先端だぜ!」という謎の優越感がありました。
課金した僕がchatGPTをどう使っていたのか
1. 「すごい!」と言うだけで使い方がわからない
いざ課金したはいいものの、実際どうやって使えばいいのかが全然わからない現象に陥りました。
最初こそchatGPTの回答速度や、なんでも答えられる精度に感動したのですが…!
「チャット形式でなんでも答えてくれる」とは言うけれど、プロンプトを入れてみても思うような回答が得られず。具体的に何を入力して、どう活かすかをイメージできなくなってしまったのです。
- ブログのネタ出しをさせようかな?
- Webマーケに関するアドバイスをもらおうかな?
- 文章を自動生成させようかな?
いろいろ考えて試したものの、「明確にこれが欲しい!」という目的なしに適当にちょろっと使っても、当然ながら大した成果は得られません。
2. 「とりあえず課金してるしOK」で1年が過ぎる
chatGPTの月々のサブスク料金は自動引き落とし。なので、意識しないと「一度契約しただけで、ずーっと課金し続ける」状態になるんですよね。
僕も「AI投資してるし、まあいいか」「そのうち使いこなせるようになるだろう」と甘く考えて放置。
結果、1年近く“投げ銭”していただけになりました。
にもかかわらず、周りから「ChatGPTの有料プランってどう?」と聞かれると、何となく「いいよ〜!」と答えてしまう。
出遅れてる感を出したくない、ただの見栄っ張りは情けない限りなのですが(涙)
よく考えたら実情を説明できないから、口から出まかせで褒めているだけでした。切腹。
使わないなら課金すべきではない

この1年間を振り返ると、正直なところ「もったいないことをした」という感想しかありません。
そりゃそうですよね。
- スペックが高かろうが、使わなきゃ意味がない
- お金を払っているだけで、仕事は勝手に進まない
周りに「AI使ってるんだよね」と言っても、具体的に成果やエピソードを語れなければ何の説得力もなし。
むしろ、ただの「月3,300円ドブ捨て人間」でした。どう考えても課金すべきではない人間です。
しかも自分の中では「有料プランを契約している俺はすごい」と思い込んでいた面もある。
痛いですね〜。これはもう、冷静に考えると恥ずかしい限り。
chatGPTに課金すべき人、そうでない人
課金しただけではAIの恩恵を受けられない
当たり前すぎるかもしれませんが、課金=ゴールではありません。
「AIが勝手に仕事をやってくれる」というのは幻想。どんなに高機能でも、こちらから明確な目的や指示を与えない限り、宝の持ち腐れになります。
しかも有料プランだと「自分は最新のツールを手にしている」という変なプライドが生まれがち。
有料にしたら何かが変わるという考えなら、課金すべきではないと2024年の僕が物語っています。
まずは何を求めるのかをはっきりさせる
「ChatGPTをどう使うのか?」これを明確にするだけで、だいぶ違います。
- ブログの構成案を素早く作りたいのか
- メール文面を効率よく作りたいのか
- プレゼン資料を作りたいのか
目的を決めたら、「◯◯な文章を考えてください」「△△についてリストアップしてください」と具体的に指示を出す。
そうすることで、ようやく「AIとともに仕事している感」が生まれます。
逆に言うと、目的がないまま「何かすごいことしてくれるでしょ?」と期待するだけだと、何も始まりません。
結局それが僕の“1年投げ銭事件”に直結したわけです。
chatGPTを使うと決める。
ChatGPTを実際に動かしてみると、「これもできるんだ」「ここは苦手そうだ」といった特性がわかってきます。
たとえば、
- 新しいアイデアをブレストするには優秀
- 公式文書っぽい文章の作成も得意
- 最新の情報(学習範囲外のトピック)は苦手
などなど、触るほどに「自分にとって助かるポイント」と「人間が補うべきポイント」が見えてくる。
これは「とりあえず使ってみる」ことでしか得られない知識。
だからこそ、使うと決めるのが大事なんだな、と改めて思います。
都合の良い時に使えたらいいや〜くらいなら、課金すべきではないです。もったいない。
AIは“使うと決めて使う”ことがすべて

ChatGPTを1年間放置した僕の結論は、「課金はスタートラインに過ぎない」ということ。
たとえ高額なツールだろうと、使わなければゼロどころかマイナスです。
「AIが何か凄いことを勝手にやってくれる」と思い込むのはもう卒業。
大事なのは、「AIをこう使う!」「こういう出力が欲しい!」と決めて取り組むこと。
そうすることで、はじめてAIはあなたの仕事をパワーアップさせてくれます。
僕も今まさに、
- 毎日のようにChatGPTに質問や相談をしてみる
- 仕事のステップに組み込むよう意識する
- 結果を検証してまた質問の仕方を変えてみる
というサイクルを始めたばかり。
この先、AIはさらに進化していくでしょうし、競合もどんどん新しいサービスを出してくるはず。
そんな中で「使いこなせる人」と「契約だけして満足する人」の格差は一層広がっていくと思います。
もしあなたが「ChatGPTすごいらしいって聞いたけど、課金すべきか迷うな…」という状態なら、
まず無料版でいいから使ってみることをおすすめします。
1年近く無駄にしてしまった僕だからこそ、声を大にして言います。
AIは使ってなんぼ。使わなければただのお荷物です。
どうせなら、本気で使い倒して、今までの仕事をガラッと効率化しちゃいましょう!
それこそが、このAI時代を生き抜くための一番シンプルな答えなんじゃないかな、と思います。