【保存版】ChatGPTで“惜しい結果”しか出ない人へ|9割が知らない「前提共有」の技術

「ChatGPT、めっちゃ便利!」

そう思って、日々の業務に取り入れてみたあなた。

企画書の下書きや資料作成など、期待に胸を膨らませてAIに指示を出したことでしょう。

新商品のプロモーション企画書、作って!

はい、どうぞ。

でも、返ってきたアウトプットは、なんだかピントがずれてませんか?

当たり障りのない、誰でも言えそうなことばかり。

うーん、惜しい。けど、これじゃ使えないな…

結局、ほとんど自分で書き直すハメになっちゃう始末。残念すぎますよね。

「AIって、こんなもんなのかな?」
「期待しすぎた自分が悪かったのかも……」

こんな経験ありませんか?

実は僕も、AIで業務効率をはかろうと奮闘しては、そんな「がっかり」を繰り返していた一人なんです。

でも、あるとき気づいたんです。

これって、

AIがポンコツなんじゃなくて、
僕たちの「使い方」にこそ、改善の余地があるんじゃないかって。

おっ。ようやく気づいたようですね

今日は、僕が試行錯誤の末に見つけた「使い方のコツ」をお伝えします。

もしあなたが今「ChatGPTを使いこなしたいけど、いまいちコツが掴めない」と感じているなら、きっとこの記事が突破口になるはずです!


目次

なぜAIの出力結果は「惜しい」のか?

「AIは使えない」の裏にある事実

僕たちがAIにがっかりする一番の原因。

それは、AIに要求している指示の「解像度が低い」ことにあります。

ここで言う「解像度」とは、

物事の輪郭がどれだけハッキリしているか

ということ。

例えば、あなたが部下に、

いい感じの資料、作っといて

とお願いしたとします。

きっと部下は、

あ、このひと使えない上司だ

こう思うでしょう。笑

「いい感じって、どんな感じですか……?」
「誰向けの、何の目的の資料ですか?」
「参考になる資料はありますか?」

きっと、たくさんの質問が返ってくるはずです。

これ実は、AIもまったく同じなんですよね。

部下と同じで、僕たちが与えた情報以上のものは回答できないんです。

chatGPTの使い方のコツは「前提」にあり

たとえば企画書を作ってほしいとして、失敗する使い方ってこんな感じなんです。

この画像を見て、ドキッとしませんか?

まさに、僕がやっていた失敗そのものでした。

左側の「前提情報」。

これをすっ飛ばして、いきなり右側の「制作物」を作らせようとしていたんです。

  • そもそも誰に届けたいの?
  • どんな内容を伝えたいの?
  • この制作物で、相手にどうなってほしいの?

こんな、超基本的な情報をAIに伝えないまま、「はい、よろしく!」と丸投げしていた。

これでは、AIが的外れなアウトプットしかできないのも当然です。

人間相手の仕事なら当たり前にやっている「前提共有」を、なぜかAI相手になると忘れがち。

「AIだから、言わなくてもわかるでしょ」と、どこかで期待してしまっているのかもしれません。

身に覚えがありすぎる

でも、本当の「chatgpt 使い方 コツ」の第一歩は、

「前提共有」をいかに丁寧に行うか

にかかっているんです。

ここをサボると、あとの工程で自分の作業が増えるだけ。

AIが出してきたものを延々と修正し続ける、非効率なループに陥ってしまいます。(何万回も経験しましたw)

だからまずは、AIに仕事をさせる前に、

  1. 僕たち自身が「何を作りたいのか」の解像度を上げる。
  2. それを言語化してAIに伝える。

これが、AIを使いこなすための、最も重要で、最も基本的な心構えなんだと思います。

chatGPTの正しい使い方「ステップ・バイ・ステップ」

前提情報をしっかり伝える重要性はわかったけど、具体的にどうやってAIと対話していけばいいの?

「chatGPTは急がば回れ」がコツです

焦って全体像を一度に作らせようとすると、だいたい失敗します。

そうではなく、まるで人間を育てるように、一つひとつ段階を踏んで進めていく。

これから、僕が実践しているAIを育てるための3つのステップをご紹介します。

これこそが、実践的な「chatgptの使い方のコツ」の核心です。

ステップ1:まずはAIに前提を読み込ませる

たとえば先日、北海道でAIセミナーをする機会がありました。

その際の参加者は20代の方々だったのですが、まずこんな感じで前提を読み込ませます。

===
【プロンプト例】※コピペして使ってください!
ステップバイステップで進めます。まず以下のインサイトを完璧に読み込んでください。100%完了したら「OK」と出力して。
===

こうやって読み込ませたあとに、実際にやってほしいことの指示(プロンプト)を打ち込みます。

この二段構えこそが使い方のコツ。

これだけで一気に回答のクオリティが上がります!

ステップ2:本チャンの指示を与える

今回の場合はセミナー資料をつくりたかったので、ここで読み込んだ情報をもとに指示を与えていきます。

===
【プロンプト例】※コピペして使ってください!
読み込んだ情報を参考にセミナー資料をつくって。30分で話せる構成で。 時間が短いので、「1.将来につながる AI スキルを短時間で体験したい」の需要に絞った内容にしてください。

【条件】
– 全体的にわかりやすい表現と言葉遣いを。初心者でもわかりやすいように。
– 自己紹介は不要
– まとめと質疑応答は不要
– 想定の時間も不要。話し手がコントロールします。
===

こういったプロンプトを与えると、AIは前提情報として読み込んだ

「20代の参加者が抱えるであろう悩みや期待」
「セミナーの目的」

をしっかり踏まえた構成案を返してくれます。

以前のように、的外れで、誰にでも当てはまるようなフワッとした内容ではありません。

ちゃんと「今回のセミナー参加者」に最適化して、かなり精度の高い構成案が、ものの数秒で出てくるんです…!

これだけでも、生産性は爆上がり。

そしてさらにこだわる方は、ここからの使い方もポイントになってきます。

ステップ3:対話しながら完成度を100%に近づける

AIが出してきた構成案。

かなり良い線いってますが、まだ80点くらいかもしれません。

ここから、対話を通じて100点に近づけていく作業が、AIを使いこなす上で最も重要なプロセスです。

「ありがとう!いい感じだね。でも、ここのパートはもっと具体例を増やしてほしいな」
「この表現、ちょっと固いから、もっと参加者がワクワクするような言葉に変えられない?」

こんな風に、まるで人間の部下や同僚にフィードバックするように、追加で指示を出していくんです。

一度に全部を完璧にさせようとしないこと。

  • まずは「セミナーの導入部分」だけを徹底的に詰める
  • そこが100点になったら、次に「本題のパート1」に進む

この「一つひとつ、確実に完成させていく」という地道なやりとりこそが、結果的に一番の近道なんです。

一見、遠回りに見えるかもしれませんが、この対話を通じて、AIはあなたの意図をどんどん深く学習していきます。

すると、後半のパートになるにつれて、AIは

「あ、この人はこういう表現が好きなんだな」
「このセミナーで一番伝えたいのは、このポイントなんだな」

と理解し、どんどんアウトプットの精度が上がっていくんです。

AIとは、だんだんマブになっていくのです。

AIを「操縦」するための正しい使い方でした。

「chatGPTの使い方のコツ」と言うと、一発で完璧な結果が出てくるプロンプトを探していたかもしれません。

でも、本当のコツは、もっとシンプルで、地道なことだったりします。

  1. まず、前提情報をしっかりインプットさせる(二段構え)
  2. 具体的な指示を与える
  3. 対話を重ねて、一つずつ完成度を高めていく

というか、これが結果的に一番早いです!

AIに仕事を丸投げして「偽りの自動化」をしようとするのではなく、あなたがハンドルを握ってAIという優秀なパートナーを導いてあげるイメージですね。

この「AIを操縦する」という感覚を掴めば、chatGPTはあなたの想像をはるかに超える、最高の相棒になってくれます。

「chatGPTって全然使えないな…」と諦める前に、ぜひ今日のプロンプト例をコピペして、この「急がば回れ」な使い方を試してみてください!

きっと、あなたのChatGPTとの付き合い方が、劇的に変わるはずです!

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