確定申告でAI使うならchatgptよりGemini!?プロンプトも公開します

「あぁ…今年もこの季節が、やってきてしまった…」

毎年3月が近くなると、フリーランスや個人事業主たちのSNSが、この一言であふれかえります。

そう、確定申告という名の、悪夢の季節です。

机の上に積み上げられた、1年分のレシートの山…。

それを一枚一枚、会計ソフトに手入力していく、あの果てしない作業。

「喫茶店での打ち合わせ…これは会議費かな?」
「この書籍代は、新聞図書費…?」
「うわ、このレシート、印字が薄くて読めない…!」

気づけば深夜3時。

目と肩はバキバキ。心はボロボロ。

なんで、ぼくはこんな作業に、人生の貴重な時間を使っているんだろう…?

毎年、本気でそう思いませんか?

この「めんどくさい」の塊みたいな作業から、どうにかして解放されたい。

その一心で、ぼくはAIの力を借りることにしました。

そして、試行錯誤の末にたどり着いた、衝撃的な結論。

今日は、そのすべてをお話ししようと思います。

結論から言いましょう。

確定申告でAIを使うなら、ChatGPTより、絶対にGeminiです。

目次

王者のChatGPTは確定申告に使えないの?

「え、AIといえばChatGPTじゃないの?」

そう思いますよね。ぼくも、最初はそう思っていました。

…いましたし、過去にはこんな記事もかいたりしてます。

だからこそ、わかったんですよね。理解ってしまった。

、、、もちろん、ChatGPTはめちゃくちゃ優秀です。

文章を書かせたり、アイデアを出させたり、ぼくも日常的に使っています。

だから、当然、確定申告もChatGPTで効率化しようと試みたんです。

レシートをスマホで一枚一枚パシャリ。

その画像をChatGPTにアップロードして、「日付と金額と店名、勘定科目を書き出して」というプロンプトを入力する。

さすがchatGPT。画像解析の精度が高いので、しっかり出力してくれます。

ただ、一枚一枚、写真を撮って、アップロードして、指示を出して…という作業自体が、

鬼のようにめんどくさいじゃないですか。

レシートが10枚くらいなら、まだいいでしょう。

でも、1年分となると、数百枚はありますよね?(毎月少しずつやっておけって話ではありますw)

これじゃ、手で入力するのと、大して変わらないな…

ぼくが求めていたのは、そんなチマチマした作業じゃない。

もっとこう…

レシートの山をドサッ!とAIの前に差し出して、

「はい、これ、いい感じにまとめといて」

って言えるような、

そんなマジックのような体験



でした。

そんなの夢物語だよな…。

そう諦めかけていたとき、一筋の光が差し込んできたんです。

それが、Geminiの「動画読み込み機能」でした。

確定申告はGemini一択!レシートの山を片付けるやり方

ここからが、この記事の核心です。

ChatGPTにはできなくて、Geminiにならできること。

それは、「動画ファイルを読み込んで、その内容を分析すること」です。

この機能が、確定申告をAIに手伝ってもらう際の常識を根底から覆してくれました。

ちなみにやり方は、超簡単。たったの2ステップです。

ステップ1:レシートの山を「動画」で撮る。

まず、やることは「レシートや領収書を動画で撮る」です。

机の上や床に、あなたがため込んだレシートや領収書を、バーっと広げてください。

重なっていても、多少ぐちゃぐちゃでも、気にしなくてOK。

そしてスマホでカメラアプリを開いて、動画を撮っていくのです。

あとは、そのレシートの上を、ゆっくりと、スーッ…とスマホを動かしながら撮影するだけ。

なんとなく、こんなイメージです↓
https://drive.google.com/file/d/1BKdauWXfbGxZP0MfyORrWNlM94xyKCXC/view?usp=drivesdk

一枚一枚のレシートに、だいたい1〜2秒くらいピントが合うようなイメージで。

動画の長さは、30秒でも1分でもOKです。

え、本当に、これだけでいいの…?

って、思いますよね。ぼくも半信半疑でした。

でも、大丈夫。

賢いGeminiは、この動画の中から、ちゃんと文字情報を一つひとつ拾い上げてくれるんです。

確定申告の準備1つ目はこれで完了。

ステップ2:Geminiに動画を渡してプロンプトを入力

次に、撮った動画をGeminiにアップロードします。

左下の「+」ボタンから、ファイルをアップロードを選択しましょう。

そして、チャット欄にプロンプトを打ち込みます。このプロンプト、そのままコピペして使っちゃってください。

===

以下の動画には、経費のレシートが撮影されています。

この動画から、確定申告の経費精算に使えるように、以下の項目を抽出して、表形式でまとめてください。

  • 日付
  • 店名(支払い先)
  • 金額(税込み)
  • 品目(内容から推測できる範囲で)
  • 勘定科目(日本の確定申告における一般的な科目を推測して提案してください。
    例:会議費、消耗品費、交際費、宿泊交通費など)

抽出漏れがないように、動画の最初から最後まで、丁寧に見直してください。

===

このプロンプトを投下したら、あとはコーヒーでも淹れて一息つきましょう。

確定申告の準備はこれにて完了です。

めちゃくちゃ簡単なやり方ですよね…??

数分後。

Geminiは、あなたが半日かけてやっていたであろう面倒な確定申告の準備作業を、完璧に終わらせてくれています。

確定申告に使えるプロンプトをAIに与えた結果

上記の簡単2ステップを完了すると、こんな感じの表があなたの目の前に現れます。

動画を撮って、コピペでプロンプトを入力する。たったそれだけなのに…!

これ、控えめに言って革命じゃないですか?

ぼくは初めてこの結果を見たとき、さすがに笑いが込み上げてきちゃいました。

あぁ、もう、あの地獄がなくなるのか…

2025年以降、確定申告でAIをつかう人が爆増する予感。

念のため、実際に僕がAIにこのプロンプトを与えたときのページも共有します↓
https://g.co/gemini/share/1f9e9a7eb9d6

AIによって、税理士の仕事が奪われる…!

みたいなことが、よく言われてます。

ぼくはそうは思わないけど、簡単になってしまうのは確実ですね。

超簡単!確定申告のAI活用テクニック

ちなみに、確定申告に使えるAI活用がもう1つあります。

Geminiが作ってくれた表。これだけでも十分すごいですが、ぼくたちはまだ終わりません。

スプレッドシートに書き出すところまで行っちゃいましょう。

そうすると、このシートを税理士さんに共有したり、CSVにして会計ソフトに入れたりできちゃいます。

Geminiがめちゃくちゃ優秀なのは、ちゃんとスプレッドシートへの流れも考えてくれているんですよね。
(ここでGoogleのこれまでの資産が効いてくる)

ぼくたちがやることは、クリックするだけ。なんの方法も知らないAI初心者でも簡単にできちゃいます。

こんなイメージ↓
https://drive.google.com/file/d/10UrB2680FCVTF-GIC_AhtbccC9t6eS-R/view?usp=drive_link

ということで、お疲れ様でした。

このやり方を採用すると、あなたの経費データがすべてデジタル化されます。

確定申告の面倒、AIで解決しちゃいましょう

もし、あなたが今、目の前のレシートの山にうんざりしているなら。

もし、次こそは、確定申告のストレスから解放されたいと願うなら。

ぜひ今回のやり方を試してみてください。

机の引き出しに眠っているレシートを、まずは5枚でいい。


動画に撮ってみませんか?

プロンプトもそのままコピペして使ってみてください。なかなか衝撃的な体験でした。

余談ですが、今回のAI活用で一つの答えを見つけました。

AIって「人間の『めんどくさい』を片付けてくれるもの」だということ。

「レシートの入力、めんどくさい」
「議事録の文字起こし、めんどくさい」
「メールの返信、めんどくさい」

ぼくたちがそう感じている、ありとあらゆる「めんどくさい」を、AIは喜んで吸い込んで、きれいな「結果」という形で出力してくれます。

仕事の面倒なことがあったときこそ、AI活用のチャンスなのかもしれません。

ということで、確定申告や経費計算が面倒な方はぜひ使ってみてください!

確定申告の時期、まわりが愚痴をこぼすなかで、ぼくたちが

「確定申告?ああ、動画撮って終わったよ」

と笑い合えていることを、心から願っています。

この記事を書いた人

コメント

コメントする

目次