「AIツール、もう、お腹いっぱいです…」
最近、友人のデザイナーがぽつりと、そう漏らしました。
ChatGPTにClaude、ミッドジャーニー、次から次へと新しいAIツールが登場して、正直、もう追いかけきれない。
「結局、どれを使えばいいの?」
「何がどう違うの?」
きっと、あなたも同じように感じているのではないでしょうか。

かくいうぼくも、AIで業務効率を上げようと日々奮闘している一人…
いろんなツールに手を出しては、「うーん、これはちょっと違うな…」と、そっとタブを閉じる。そんな毎日を繰り返していました。
でも、最近、使う頻度が爆上がりしているAIがあります。
それが、
Googleが開発したAI、「Gemini(ジェミニ)」です。


今日は、巷で言われているような難しい話は抜きにして、「Geminiのなにがすごいのか?」という、すごくシンプルな問いに、ぼく自身の体験談からお答えしようと思います。
この記事を読み終える頃には、あなたがAIツール選びの沼から抜け出し、「ちょっとGemini、試してみるか」と思えるようになっている。そんな未来をお約束します。
Geminiがすごいと言われる理由って?


まずは軽くウォーミングアップです。
「はいはい、Geminiね。知ってるよ」 という方も多いと思うので、ここはサクッと。
Geminiのなにがすごいって、よく挙げられるのはこんなポイントです。
- Google製だから、最新情報にめちゃくちゃ強い
- テキストだけじゃなく、画像や音声も理解できる(マルチモーダルってやつ)
- Googleの他のサービス(Gmailとかドキュメント)と連携できる
たしかに、これだけでも十分すごい。 Google検索の情報をリアルタイムで引っ張ってきてくれるので、情報の鮮度は抜群です。
でも、ぼくが「うわ、こいつ、マジですごい…」と心を掴まれたポイントは、そこじゃなかったんです。
もっと「肌感覚」というか、日々の業務の中で



こいつ、できる…!
と感じた、生々しい体験。
ここからが、この記事の本題です。
仕事に活かせる使い方じゃないと、どんなにすごくたって自分に関係ないAIになっちゃいますからね。
僕がGeminiに「マジですごい」と感じた3つの理由
いろんな機能がある中で、僕が特に「これは革命だ…」と感じたのは、次の3つです。
- 長文の生成が、とにかくうまい。
- 「インフォグラフィックにして」で、一瞬で“わかる資料”が作れる。
- 動画まで作れちゃう未来が、もう来ている。
一つずつ、僕の興奮と共にお届けします。
1. 正直、ブログ記事はもうGeminiなしでは書けないかも。
元々はchatGPTを使ってました
まず、僕が一番感動したポイント。
それは、長文の生成能力です。
「え、文章を作るなんて、ChatGPTでもできるじゃん」
そう思ったあなた。鋭いです。
でも、Geminiのうまさは、ちょっと次元が違うんです。
特に、ある程度の文字数(例えば、2000字とか5000字とか)を指定して、まとまった文章を書いてほしい時。
この時に、Geminiの真価が発揮されます。
実は僕、AIに文章を書かせることが多くて、以前はChatGPTの特定のモデルを愛用していました。
chatGPTの「o1 Pro(オーワンプロ)」というのがあって、これが本当に精度が高かったんです。
ところが、
長い文章をお願いすると、途中で力尽きてしまったり、勝手に省略してまとめてしまったり…。



あー、困ったな。長文の壁打ち相手がいなくなってしまった…
そう思っていた時に、試してみたのがGeminiでした。
試しに、こんなふうにお願いしてみたんです。
===
以下のテーマについて、読者の共感を呼ぶような、約5000文字のブログ記事を書いてください。
SEOを意識して、「gemini なにがすごい?」というキーワードを盛り込んでください。
テーマ:AIで業務効率をはかろうと奮闘するビジネスパーソンが、Geminiのすごさを体験談ベースで語る。
===
これ、まさにこの記事の元になったお願いです(笑)
もっと僕の体験をプロンプトに入れて、かつ今こうして自分で書き直しているので「一発で出せます!」とは言わないけれども。
かなり精度が高いものが出せるのでやってみてほしいです。


Geminiが5000文字をライティング
正直、はじめは半信半疑でした。
どうせ途中で止まったり、チグハグな文章になるんだろうな、と。
ところが、数分後。Geminiが出してきた文章を見て、僕は思わず声が出ました。



え、待って…。最後まで、ちゃんと書いてるじゃん…!
しかも、ただ文字数をクリアしているだけじゃないんです。
導入があって
本題があって
具体例があって
まとめがある。
ブログじゃん。と。
ちゃんと記事としての構成がしっかりしていて、文章の流れもすごく自然。
破綻がなかったんです。
5000字という長いストーリーの中で、ちゃんと文脈を保ち続けていたんですよね。
これは、地味なようで、ものすごくすごいことです(語彙力ごめんなさいw)
こんなライティングを任せたくてAIを使う人って多いと思うんですよ。
このライティング能力こそが、僕が思うGeminiのすごさ1つ目です。
ブログ記事の執筆、企画書の草案づくり、レポート作成…。
まとまった文章が必要なあらゆる場面で、Geminiは最強の壁打ち相手であり、優秀なアシスタントになってくれます。



今、長文生成の分野では、Geminiに乗り換えている人がめちゃくちゃ増えている、というのも納得です
僕はchatGPTのo1proが気に入っていたので、「chatGPTの使い勝手が悪くなったから乗り換えた」というのが本音ではありますが!


2. Geminiが一発で「見える化」してくれる機能


資料や要約が変わる
次に、僕が「これは便利すぎる!」と使いまくっている機能。
みなさん、こんな経験ありませんか?
分厚いビジネス書を読んだけど、文字ばっかりで内容が頭に入ってこない…。
会議の議事録を読んだけど、何が決定なのか、いまいち要点が掴めない…。
そう。人間って、文字だけの情報だと理解しにくいんです。それよりも図やイラストがあった方が、圧倒的に理解しやすいんですよね。
そんな時、Geminiの便利な活用法があります。
「この内容を、インフォグラフィックにして」
たった、これだけです。こんな一言のプロンプトで、一気にビジュアル化してくれちゃうんですね。
Geminiのすごい機能を実演してみた
論より証拠ということで、実際にみてみましょう。
以前、僕が書いたLP制作のブログ記事があります。


これを元に、Geminiにプロンプトを打ち込んでみました。
とんでもなくシンプルなプロンプトですよね!
ただ、ここからがすごい。こんなふうに動いていきます。
ものの数分で仕上がったのがこちら
ウェブページのような、ビジュアルリッチな要約が一瞬で完成したんです。



うわ、わかりやす…!
この視覚的に理解させてくれる機能、とんでもないですよね…?
※この出力の続きをみたい方はこちら↓
https://g.co/gemini/share/9073bb2d0aa2
この機能がすごいのは、
例えば、長々と続いた会議の議事録(ただのテキストデータ)をGeminiに渡して、
「この会議の要点と決定事項を、インフォグラフィックにして」
と頼むだけで、参加者全員がパッと見てわかるサマリーが完成します。
過去にClaudeが一番って記事を書きましたが、正直そのクオリティを超えてる感じもします。


あるいは自分が勉強した内容を、誰かに教える時にも最強です。
要点をまとめたインフォグラフィックを見せながら話すだけで、説得力が段違いに上がります。
なんなら、
小規模なセミナーや社内勉強会くらいなら、
もうPowerPointで必死に資料を作らなくても、
Geminiだけで十分なんじゃないかな!
…とさえ思います。
情報をインプットする時も、アウトプットする時も。
この「一瞬でビジュアル化してくれる能力」は、僕たちの仕事のスピードと質を、劇的に向上させてくれる武器になるはずです。
3. テキストから高品質な動画生成ができちゃう
プロンプトが超簡単
そして3つ目。
これは僕が個人的に一番ワクワクしていて、Geminiのポテンシャルの高さを最も感じているポイントです。
それは、動画生成機能です。
みなさん、『Veo3』という名前を聞いたことはありますか?


これは、Googleが最近発表した、最新の動画生成AIです。
何がすごいかって、テキストで指示するだけで、信じられないくらい高品質な動画を生成できちゃうんです。
例えば、
「目をつぶって苦さをアピールする男性」
たったこれだけの文章を打ち込むだけで、8秒間のハイクオリティ動画が、簡単に作れてしまう。
(何だそのプロンプト…は聞かないで下さい笑)
Geminiの動画生成Veoを使ってみた
これも論より証拠ですね!
実際に打ち込んだプロンプトと、生成された動画を見てみましょう。


動画生成には数分かかります。
有料プランで使用して1日3回まで使用可能です。(現時点)
むやみに作りすぎないようにご注意を!


生成中
そして出てきた動画がこちら↓


いや、このクオリティの動画が出てきちゃうのヤバイって…



みなさん、AIによって世界は変わりましたよ…
コスパが良すぎるGemini


で、ここからが重要なのですが、この驚異的な動画生成AI『Veo』が、Gemini上で使えるようになってしまったのです。
これが、何を意味するか。
すなわち「いろんなツールを行き来しなくても、Geminiの中で全部完結する」時代の到来です。
今までは、
- ブログの文章は、AIライティングツールで。
- 資料の図解は、デザインツールで。
- 動画の制作は、動画編集ソフトで。
というように、目的に応じていろんなAIを使い分けるのが当たり前でした。
でも、これからは違います。
チャットで会話をするのと同じ画面で、
これ、コスパが良すぎると思いませんか?
時間的なコストも、金銭的なコストも、そして何より、新しいツールをいくつも覚える学習コストも、劇的に削減できるんです。
想像してみてください。


クライアントへの提案動画を作りたい時も
「こういうサービスの紹介動画を、スタイリッシュな雰囲気で30秒作って」
とGeminiにお願いするだけで、タタキ台ができてしまう。
SNSで発信するショート動画も、アイデアをテキストで伝えるだけで、ポンポン生み出せるようになるかもしれない。



もちろん、まだ開発中の技術ですし、すぐに誰もが使えるわけではないでしょう
でも、この方向性に進んでいる、というのは事実です。
Geminiは、単なる文章作成AIじゃない。
テキスト、画像、音声、そして動画までをひとつのAIツールで扱える、統合的なクリエイティブ・プラットフォームになろうとしている。
この未来を想像すると、ワクワクが止まりません。さすがよGoogle。
Geminiは進化のスピードが、すごすぎる。
ここまで、僕がすごいと感じた3つのポイントをお話ししてきました。
- 破綻のない、自然な長文生成
- 一瞬で理解を助ける、インフォグラフィック化
- 未来を塗り替える、動画生成への期待感
この3つだけでも、「Gemini、なにがすごい?」という問いへの答えとしては十分すぎるかもしれません。
でも、僕が本当に伝えたいGeminiのすごさは、もう一つあります。
それは、進化のスピードが異常に速いということです。
AIの世界は、本当に日進月歩です。
昨日できなかったことが、今日できるようになるなんて、当たり前。
その中でも、Googleという巨大なテクノロジー企業が本気で開発しているGeminiの進化スピードは、群を抜いていると感じます。
僕が今日お話しした機能も、数ヶ月後にはもっとすごいことになっているかもしれない。
僕たちが想像もしていなかったような、新しい便利な機能が追加されているかもしれない。
「AIなんて、難しくてよくわからない」
「どうせ、自分には使いこなせない」
そう思っている方こそ、GeminiからAIを使ってみるのが良いかもしれません。
あなたもGeminiを使ってみませんか?
ここまで僕の個人的な体験と興奮を、かなり熱っぽく語ってきました。
少しは、Geminiのすごさ、そしてその可能性が伝わったでしょうか。
「AIに仕事を奪われる」
一時期、そんな言葉が流行りました。
でも、僕はそうは思いません。
正しくは、
きっと、そういうことなんだと思います。
自動車が発明された時、馬車を操る仕事は減ったかもしれません。
でも、自動車の運転を覚えた人は、もっと遠くへ、もっと速く行けるようになりました。
AIも、きっと同じです。



僕たちの能力を奪うものじゃない。
僕たちの能力を、何倍にも拡張してくれるパワフルな「乗り物」なんです
もし、この記事を読んで、少しでも「Gemini、ちょっと面白そうかも」と感じてくれたなら、ぜひ一度、試してみてください。
Googleのアカウントさえあれば、無料版からすぐに使い始めることができます。
僕もまだまだ、AIを使いこなしているなんて言えるレベルには程遠い、ただの奮闘中のビジネスパーソンです。
でも、この新しいテクノロジーと一緒に、自分の仕事が、そして世界がどう変わっていくのかを見られるのは、最高におもしろいことだと思っています。
このワクワクするAI革命の時代を、あなたも一緒に楽しんでみませんか?
コメント