最近、SNSやビジネス系YouTuber界隈でよく見かける話題があります。
そんな情報を耳にして、つい思ったんですよ。

…ほんとに??
o3proは有料の最上位プランで提供されているので、月3万円かかります。
月3万円って、年間で36万円ですよ。
しかも「AIに頼れば仕事が楽になる」って、たしかに聞こえはいいけど、現実はそんなに甘くないことも多いんですよね。
ということで、僕は思い切って課金しました。
ChatGPTの一番高性能なモデル「o3 Pro」を使ってみたのです!
あなたが課金するべきかは、この記事を読んでから決めてほしいです。



俺の屍を越えてゆけ!(何)
結論から言うと…
ChatGPT o3 Pro、課金しなくてよくね?
です。はい。
たしかにすごいんですけどね。でも課金するべきかと言われたら「NO」だと思っています。
なぜそう思ったのか?
ここからは、試してみた理由、やってみた方法、使ってみた結果、そして学びと次の一手まで、順を追ってお話ししていきます。


o3 Proを使いたくなった理由
そもそも、なぜ僕がそこまでしてchatGPTの「o3 Pro」を使おうと思ったのか。
理由はシンプルです。
「もっと速く、もっと質の高い仕事をしたい」
ただ、それだけでした。
あなたもそうかもしれませんが、最近、仕事がパンパンなんですよ。
朝から晩までタスクが詰まりすぎてて、まさに「タスク地獄」状態。
それに普段の業務でChatGPTを使っていると、時々「惜しいな」と感じる瞬間があるんです。
普段AIを使っていると感じる「ぐぬぬ」な瞬間
たとえば、こんな経験ありませんか?
- ちょっと複雑なテーマを調べさせると、情報が浅かったり、間違っていたりする。
- 「最新の情報を踏まえて」とお願いしても、少し前のデータしか出してくれない。
- 生成された文章が、どこかAIっぽいというか、人間味に欠ける。
もちろん、それでも十分すぎるほど便利なんです。
でも、人間って欲張りな生き物で。
そう考えちゃうんですよねw
そんな時に知ったのが「o3 Pro」の存在でした。
月額3万円の有料(しかもPro)プランに入らないと使えない、特別なモデルです。
なんかこう…「選ばれし上位存在のツール」って価格帯じゃないです???



「月3万円か……。安くはない。でも、これで仕事の悩みが解決するなら…?」
ぼく自身、AIは業務にちょこちょこ取り入れていたけど、正直そこまで深く使いこなせてなかった。


だからこそ、ここらでちゃんと「本気のAI」を導入して、仕事のやり方そのものを変えてみたい。
ちょっと冒険する気持ちもあって、勢いでProプランに課金してみたんです。



AIって、自分が知らないだけで凄いのでは!?みたいな感じが常にありません?
o3 Proを「こう使って、こう感じた」全記録
いよいよ、O3 Proとのご対面です。
なんだか、すごい武器を手に入れたような高揚感がありました。
「さて、何をお願いしてみようか」
まずは、僕がいつも時間を取られている業務で試してみることにしました。
それは「リサーチ」です。
というもの。
以前なら、
自分でいくつもニュースサイトを巡回し
競合のプレスリリースを読み込み
それらをExcelにまとめて……
と、半日以上はかかる作業です。
これをO3 Proに任せたら、どうなるんだろう?
新しいものって、なんだかんだワクワクしますよね。
実際に打ってみたプロンプト
僕は、こんな感じのプロンプト(指示文)を書いてみました。
以下の条件で、市場調査レポートを作成してください。
テーマ: 国内アパレル業界におけるユニクロの最新動向と、それに対して競合が取るべき戦略について
【調査項目】
ユニクロ社の直近1年間の主要なプレスリリースやニュース
ユニクロ社の新商品やラインナップの変更点
上記を踏まえた、市場の反応や評判(SNSやブログなどから)
これらの情報から、競合が次期アップデートで取り入れるべき機能のアイデアを3つ提案
【条件】
必ず情報のソース(URL)を明記すること。
専門的かつ、具体的な提案をすること。
どうでしょう。
かなり具体的で、ちょっと意地悪なくらいの指示ですよね?
通常モデルだと、まず満足な回答が出てこないようなプロンプトです。
さあo3proの実力を見せてくれ!
Enterキーを押して、待つこと数秒。
……。
あれ?
……まだかな?
いつもなら、すぐにカタカタと文章が生成され始めるのに、o3 Proは静かなままです。
画面のカーソルは点滅しているから動いてるっぽい感じはある。
「もしかして、処理が重いのかな?」
そう思って、コーヒーを一口。
メールを1通チェックして、また画面に戻る。
まだ、
結果が
出力されてない…だと…。



え!?3万円の力よ…!?
AIってこの待つ時間が想像以上にストレスですよね。
頭の中では
「本当に動いてる?」
「フリーズした?」
「指示が悪かった?」
なんて、余計な思考がぐるぐる駆け巡ります。
そして、待って、待って、ようやく文章が生成され始めました。
そう自分に言い聞かせながら、僕は出力される文章を眺めていました。
どう?さすがの精度でレポートができました
長い待ち時間の末に、ついにレポートが完成しました。
その内容がこちら


↓ ※クリックするとchatGPTの出力がそのまま表示されます
https://chatgpt.com/share/68537e8a-8590-800f-9d21-6a8ad80b22f2
おお…?!
そう。確かに、精度は高かったです。
正直に言うと、「おぉ…!」と声が出ました。
- ちゃんと最新のニュース記事や公式サイトへのリンクが、ソースとして記載されている。
- 僕が指定した新商品について、的確に要点をまとめている。
- 提案されたアイデアも、的外れではなく、なるほどと思える視点が含まれている。
これは、通常モデルではなかなか一発で出てこないクオリティかもしれません。
ディープリサーチとまでは言わないけれど、ネットの情報を深く調べて、整理してくれる能力は高い。
でも、でもですよ。
僕は、心から「最高だ!月3万円の価値がある!」とは思えなかったんです。
なぜか?
だって、信じられないくらい遅いから。
今回、レポートが出てくるまでに、トータルで10分以上かかったのです。


どれだけ美味しいラーメン屋でも30分待たされたら満足度が激下がりですって。
待ったらチャーシューがトッピングされるわけでもないんだから。
考えてみてください。
AIに何かを頼むときって「今すぐ、ちょっとしたヒントが欲しい」とか「この作業をパッと終わらせたい」という場面が多くないですか?
スピーディーに壁打ち相手になってほしい。
テンポよく、アイデアのキャッチボールがしたい。
そんな時に、毎回10分も待たされたら、どうでしょう。
思考は中断され、集中力は途切れ、仕事のフローが完全に止まってしまいます。
しかし一番腹が立ったこと
もう一つ、もっと大きな問題があります。
それは、
「時間をかけて出てきたアウトプットが微妙だった時のガッカリ感」
です。
これが、本当にえぐいんですよ。
今回のレポートは及第点でしたが、実はその前に一回やらかしています。
その結果がこちら↓


↓見たらわかりますが、めっちゃ短いです。初期か。初期のAIか。
https://chatgpt.com/share/68537acf-c8e0-800f-89d8-3273876d8056
いや、これ!?15分待ってこれ!?
プロンプトが悪いのは完全にこちらの技量不足ですが、だったらもっと早く「指示が悪いぞ」と伝えてくれないと。
15分以上も待たされて…
期待値が最高に高まった状態からの…
ハズレっ…!
ざわ…… ざわ……..
ざわ…… ざわ…………


鼻しか似てない
この精神的ダメージは想像以上に大きいです。
「あんなに待ったのに、これかよ…」
AIを使いたくない人たちって、9割以上がこの気持ちを経由しているんじゃないでしょうか。
僕たちのような会社員にとって、AIは魔法使いではありません。あくまで仕事を効率化するための「道具」です。
だとしたら、多少の精度よりも、サクサク動いてくれるスピード感の方がよっぽど重要なんじゃないか。
僕はo3 Proを使ってみて、そのことを痛感したんです。
だから、僕の結論はこうです。
o3のモデルで十分だと思います。それなら月額3000円ほどで使えるわけですから。
それでも「chatGPT o3proをコスパよく使いたい」って人へ
AIも「相性」が大事
ちなみに今回の挑戦は、ただ「o3 Proは微妙だった」で終わりではありません。
すごく大事な学びがありました。
高性能が、必ずしも「善」ではない
僕たちはつい、「新しいもの」「高機能なもの」に飛びついてしまいます。
でも、本当に大切なのは「自分の使い方に合っているか?」という視点なんですよね。
僕の仕事のスタイルにはo3 Proの「じっくり高精度」よりも、4oやo3といったモデルの「そこそこ精度、でもスピーディー」が合っていた。
これは、AIツールに限った話じゃないですよね。
多機能すぎるスマホ、複雑な家電、なんでもそうです。



自分にとって本当に必要な機能を見極める力が、これからの時代、ますます重要になるんだなと感じました。
利用制限なしでo3 Proを試してみたい人へ
とはいえ、「君の感想はわかった。でも、やっぱり自分で試してみたい!」という人もいますよね。
わかります。その気持ち、すごくわかります。
僕が使いこなせていないだけで、めちゃくちゃ活用できる人も存在すると思います。(良かった!という方、使い方をぜひ教えてください!)
そこで朗報です。
実は、月3万円を払わなくても、O3 Proを試せる方法があるんです。
それは「Genspark(ジェンスパーク)」というAIツールを使うこと。


このGenspark、なんとo3 Proが使い放題になったんです。しかも利用制限も来ないという信じられないニュース。
すごくないですか?
もし、あなたが本当にo3 Proの必要性を確かめたいなら、いきなり本家chatGPTに3万円を投じるのは、あまりにもリスクが高い。
3000円のGensparkでなぜか使えてしまう3万円のo3-pro



これ本当になんで?それだと3万円払う人いなくならない?どうなの?
と思いつつ、まああるものは仕方ない。
だったらまずは、このGensparkで試してみることをおすすめします。
Gensparkの「AIチャット」というのを使うと、o3proを選択することが可能です。
ちなみに、o3proが使えるGensparkの有料プランは月額3000円ほど。


なんと1/10の金額で使えてしまうのです・・!



いや10分の1の値段なら絶対こっち使うでしょ。逆になんで03-pro使えるようになってるのかイミガワカラナイ…
まあともかく、
まずこちらで使ってみて「これはすごい!自分の仕事に絶対に必要だ!」と確信できたら、その時に初めて、本家への課金を検討する。
これが、一番賢くて、失敗しないやり方だと思います。
というか、むしろGensparkを使い続けるのもコスパいいですね。書いていて、僕もそうしようと思いました。


AIと賢く付き合っていくために


最後に、今回の奮闘記をまとめてみます。
この問いに対する僕の答えは、
「基本的には、NO」です。
- 回答に時間がかかりすぎる
- 仕事のスピード感、リズムを損なう可能性が高い。
- 微妙な結果だった時のガッカリ感が大きい
- 待った分だけ、期待値が上がり、ハズレだった時の精神的ダメージが深刻。
- 多くの会社員の業務ではオーバースペック
- そこまでの高精度より、スピードと手軽さが求められる場面の方が多い。
じゃあ、どうすればいいのか?
- まずは、今使っている通常モデルを極める。
- プロンプトの書き方を工夫するだけで、まだまだ精度は上げられます。
- どうしてもO3 Proを試したいなら、Gensparkから。
- より安価に試せるツールを賢く利用する。
- 「自分に合った道具か?」を常に見極める。
- 流行りやスペックに惑わされず、自分の仕事のスタイルにフィットするかを一番に考える。
AIの進化は、本当にすさまじいです。
近い将来「GPT5」のような、もっとすごいモデルが登場するでしょう。
そのたびに、僕たちは「使うべきか?」「課金するべきか?」と悩むことになります。
でも、そんな時こそ、一度立ち止まって考えてみてほしいんです。
「そのツールは、本当に今の自分を助けてくれるのか?」
もしくは、このブログをチェックしにきてください。



ちゃんと試して、ちゃんと失敗しているはずですw
今回の僕の失敗談が、あなたがAIという強力な相棒とより良い関係を築くための、ひとつのヒントになれば、こんなに嬉しいことはありません。

