AI研修の感想:このままじゃ企業は置いていかれると確信した日

先日、社内で「ChatGPT導入に伴うAI研修」なるものが開催されました。

いやもう、聞いただけでワクワクしませんか?

なにしろ今、ChatGPTはSNSやニュースで話題沸騰中。

「AI活用」が当たり前になりつつある時代に、自分の会社がどんな先進的な取り組みをするのか?期待は膨らむばかりでした。

ところが


いざ研修に参加してみたら……正直言って、完全に拍子抜けでした。

講師として登壇したのは、最近AI部門を担当し始めた社内の中堅社員。

そして研修内容は「AIの一般的な定義」や「AIを使う際の注意点」など、ネットで調べればすぐに出てくる情報の羅列でした。

「結局、具体的にどう使うの?」
「どの業務にどう導入する予定なの?」

そんな質問を投げかけても、

「アッハイ、そこは持ち帰って検討します」

の連発。

おいおい、厳しいって。(なにしに来たの…?)

はたして、これで本当に社内にAIは根づくのか……?

研修後には妙な不安と、逆に「ここは大チャンスかもしれない」という手応えを同時に感じた感想を書きます。

結構ビジネスチャンスになる人、多いと思う。

AI研修への期待と感想

実は僕自身、ChatGPTを個人でちょこちょこと触り始めていました。

有料プランにしてみたこともあって、それなりにAIに詳しくなってきました

文章アイデアを出してもらったり、仕事のメール文面の下書きを作らせたり。

「これ、想像以上に使えるじゃん!」と感じていたので、社内研修ではさらに実践的なノウハウを学べると思っていたんです。

しかしフタを開けてみると、研修の前半は「AIとは何か?」という教科書的な説明。

後半は「セキュリティに注意して使いましょう」で終わり。

ChatGPTがどのように情報を生成して、具体的にどんな業務フローに組み込めるのか。どう変わっていくのかを示してほしかったのに、一切触れられないままでした。

感想としては、

残念すぎる…

質疑応答で少しでも踏み込んだ話をしようと質問してみても、「検討中」「確認中」が返ってくるだけ。

企業が社内にAIを持ち込むって、想像以上に難しいのかもしれません。

「AIを使いこなせない企業」の現実

今回の研修を通じて強く感じたのは、「企業の導入姿勢」と「実際に使いこなす現場」のギャップです。

「とりあえず話題だから入れておこう」

「AIを取り入れれば最新っぽい」

そんな安直な考えだけで導入に踏み切る企業は意外と多い。

だけど、実際の運用担当者(この場合は社内講師)に明確なノウハウがないから、具体的な活用が進まないんですよね。

もちろん評価制度もないので「私がやります!」と手を挙げるつもりはありません。

ただ忙しくなって終わりの末路が見えてます。

それに、使いこなせない理由は色々あると思います。

AIの知識が浅い
現場で検証する体制がない
社内のデータが整理できていない

けれど、もし本当に「AIを使って効率を上げたい」「業務を進化させたい」と考えているなら、もっと腰を据えて具体的な検討や実験が必要なのは間違いありません。

今回の研修を受けて思ったこと。

どこの企業も似たりよったりなのかもしれない

多くの企業が、研修などしていても進まないのはこういうところに原因があるんじゃないかな・・

例えば、

社長

最近AIがすごいんだ。ウチも何かできないか?

上司

社長わかりました!とりあえず導入して若手にやらせます!

これやっといて!いい感じに!(丸投げ)

えっ…えーと…、ワッカリマシター!



…。



…みたいな?笑

“AIを導入はするけど活かしきれない”という企業は、きっと想像以上に多いはず。

だからこそ、今しっかり学んだり活用したりできる人材は重宝されるし、もっと言えばビジネスチャンスにもつながるんじゃないかな、と。

個人でAIを学ぶ価値、副業での可能性

「会社の研修が期待はずれでも、全然OKだな」と思えたのは、僕が個人でもChatGPTを触っていたからです。

「このツールは本当に便利だ」とわかっていたので、研修がどれだけふわっと終わっても、

自分で勉強すればいいや

と切り替えることができたんですよね。

実際、僕は副業でSNSマーケティングのお手伝いをしたり、ちょっとしたビジネスの相談を受けたりしてるんですが、

ここ最近「AIの使い方を教えてくれませんか?」という依頼がちらほら来るようになりました。

企業の課題って、結構リアルですよ。

「社内にAIをわかる人がいないから、何から始めていいかすらわからない」
「ChatGPTの文章精度ってどれくらい?」

なんて質問も結構多い。いろんなAIツールがあって、何を触っていいのかわからないのは本当によくある相談です。

もちろん僕自身もまだまだ勉強途中なんですが、“AIをちょっと先に触っている”というだけでアドバンテージがあるんですよね。

しかも相手企業の担当者は、「社内に詳しい人がいないから、自分たちより知ってるなら何でも聞きたい」という姿勢。

つまり、

「少しでもAIに詳しい個人」が企業をサポートする場面が確実に増え、この流れは今後さらに加速する

んじゃないかなぁと感じるんです。

怖いのは「AIを使える人と使えない人」の格差

よく「AIが仕事を奪う」みたいに言われますが、僕は研修を受けていて別の感想をもちました。

それは、

「AIを積極的に使おうとする人」と「そうでない人」の間に大きな差が開いていくだろう

ということ。

企業がAIを導入しようがしまいが、個人レベルでChatGPTやAIツールを上手に使い始めれば、確実に仕事の効率やアウトプットの質は上がる。

僕自身、メール文面や資料作成にAIをちょっと導入するだけで、時間も労力もかなり節約できています。

逆に、AIを遠巻きに眺めているだけだと、

なんかスゴそうだけど難しいし…

と手を出さないまま、いつの間にか若い新人に追い越されてしまうかもしれません。

というか、AIに対する知識がないって、確実に時代遅れになるだろうなというのが一番リアルな感想です。

誰だって仕事をたくさん抱えていて、忙しいのはわかります。

でもはっきり言って、今回の研修で言えば、講師役だった中堅社員さんこそ一番勉強が必要そうに見えました。

企業の研修が遅いならチャンスです

あの研修が終わった後、僕は「やっぱりAIに早めに触れておいてよかった」と思いました。

企業が本格的にAIを使いこなすには時間がかかりそうだけど、個人としてはすぐに行動を起こせる。

そのうち社内外でも「AIを分かる人」として何かしらの役割が回ってくるかもしれませんし、副業やフリーランスで「AIアドバイザー」として活動するチャンスもあります。

というよりも、実は、そういう動きはすでに僕の周りでも起きています。

  • WEB制作やマーケティングをやっていた人が「AI活用」コンサルを始めた
  • 先に勉強していたことがアドバンテージになって「AIツールで社内業務を効率化する人材」として企業と顧問コンサルの契約をした

結局のところ、AIってもう今後の文化になる流れは避けられません。

だからこそ「このままじゃ企業は置いていかれる」と気づいて動き出すかどうか、ですよね。

僕の場合、社内研修の内容が薄かったという感想を持ったからこそ、むしろ「これは自分で切り拓ける」と背中を押された感じがします。

AI研修ができる人というポジションを本気で狙うことにしようかなと。

この感想を読んだ人に一番伝えたいこと

今回の研修、この感想を読んでくれるということはAIに関心があるはずです。

一番伝えたいのは、

なるはやでやったほうがいい

ということ。

ちなみに僕の知り合いの50代男性、AIが面白くてブログ記事作成に活用してたら、社内で誰よりも詳しくなってて、

社長から「なんかキミスゴイ詳しいね」と目をつけられ、全社AI導入プロジェクトのリーダーに抜擢され、たちまち部長クラスに昇進してました。

2日前にZOOMで聞いた、大手施工管理会社の実話です。

AIをやるかやらないかは自分次第。

研修に頼って「会社が教えてくれないからわからない」と待っているだけだと、チャンスを逃してしまいます。

実際にChatGPTを触ってみると、簡単な要望でも瞬時にそれなりの答えを出してくれます。

誰だって「こんなに手軽に使えるんだ!」と驚くはずです。

そして、その“ちょっとした体験”から新しいアイデアが生まれたり、仕事に役立つ具体的な活用法が自然とわかってきたりするものです。

僕もまだまだ勉強途中ですが、「使いこなしのコツを掴めば、いろんな業務に応用できる」ことを実感しています。

だからこそ、みんなに声を大にして言いたい。

企業ができないなら、個人でやるしかない! 今こそAIを学ぼう!


…と。

というわけで、結論としては「損はないから触ってみよう!」の一言に尽きます。

あなたの会社にChatGPTが導入されるかどうかなんて関係ありません。

まずは自分で試してみて、「AIってこんなに便利なんだ」を肌で感じてみてください。

「AI研修をできる側」になるための動きも、今後の体験談を記事にしていきたいと思います!

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