「確定申告の季節…」
と聞くだけで、頭に大きなため息が浮かぶ人、きっと多いんじゃないでしょうか。
僕もそうでした。いままでは会社員として勤務していたので、源泉徴収されているし、年末調整のおかげで自分で確定申告する必要は一切なし。
「税金の仕組みはよく分からないけど、まぁ会社がやってくれてるからいいか」
と、どこか他人事だったんですよね。
ところが先日、副業をしているので初めて迎えた確定申告。
もうね、知らない言葉がわんさか出てくる出てくる。
など、経理や会計の現場では当たり前に使われるらしいワードがズラリと登場してきました。
普通に暮らしていたら使わないじゃないですか、借方貸方とか。
そんな無知な中でAIでチェックしながらやってみました。
確定申告を楽にしたい方のヒントになれば嬉しいです!
初の確定申告でFreeeとの出会い

「もっとラクに確定申告できないかな?」
その一心でネットをさまよって出会ったのが、クラウド会計ソフトのFreee(フリー)。
CMとか広告バナーで見たことはあったけど、使うのは今回が初めてでした。
噂によると、銀行口座やクレジットカードを連携するとAIが取引を勝手に仕訳してくれて、確定申告書類まで自動作成してくれるらしい。

何それ、めちゃくちゃ便利じゃない?



これなら借方貸方とか、ややこしい科目の選択も全部お任せかも!
という淡い期待を抱きながら、さっそく登録して使い始めてみたんです。すると、最初に感動したのが
- 銀行口座の明細を勝手に取り込んでくれる
- クレジットカードの決済履歴を自動で反映してくれる
- 領収書をスマホで撮影すると、金額や日付まで自動入力してくれる
という、“あれ、もう経理してるのと同じじゃん?”ってくらいの自動化っぷり。
いや、こんなの知らなかったら、エクセルに手打ちでチマチマ数字を入れるところでしたよ…危ない危ない。
「AIに相談」機能でチェックできるってマジ?


しかもFreeeには「AIに相談」という機能があるんです。
AIがチャットで質問対応をしてくれるという優れもの。
とりあえず、
「借方貸方とは?」
「事業主貸と売上、どっちの科目を選べばいい?」
みたいな基本的な会計用語について聞いてみたんです。すると意外とちゃんと回答が返ってくる。



借方とは、ある取引で増えた要素や費用などを示し、貸方とは減った要素や収益などを示します
みたいな説明が表示されて「これはすげえや」と。
深夜22時とか23時に『これ、どう処理したらいいんだ?』と詰まっても、AIが教えてくれるって革命的です。
それこそ本当に、人間のサポートデスクに電話しても繋がらない時ってあるじゃないですか。
特に確定申告シーズンなんて電話がパンクしてるかもしれない。
そもそも自分も夜に作業したいし、、。
AIがいれば、いつでも確定申告の相談ができる


さらに面白いのが、僕はFreeeの「AIに相談」機能に加えて、ChatGPT本家(OpenAIのほう)の画面も同時進行で開いて質問してみたんです。
すると、微妙に回答が食い違ったりするんですよね。同じような内容を聞いているのに、「FreeeのAI」はこう言うけど「ChatGPT本体」はちょっと違う答えが返ってくる。
で、やりとりしているうちに、



申し訳ありません、私が間違っておりました
という返答がポンポン出てくるんですよ。「あれ、最初の回答がウソだったのかい!」とツッコミたくなることが5回くらいありました。
ただこれって、最初は「何だよ、ちゃんと正確に教えてくれよ~」って思ったんですけど、よくよく考えてみると仕方ないんですよね。
ChatGPTってあくまで「大量のテキストを学習して、最ももっともらしい文章を生成する」仕組みですから。
意外と専門的な内容になると、間違いや曖昧な部分が出やすいっていうのは、多くのユーザーが指摘しているところでもあります。
AIで確定申告は自動化できるの?
ここで気づいたことがありました。それは「AIは責任を取らないし間違える」という当たり前だけど見落としがちな事実。
確定申告みたいな大事なお金の話、しかも法律や会計基準が絡んでいる場合、ちょっとしたミスがあとあと大きなトラブルに発展する可能性もありますよね。
だから当然、「AIサポートに丸投げで自動化!」とはならないんです。少なくとも2025年3月の時点では、自動化は現実的ではないなと。
これに関してはAIの発達によって、ぜひ覆してほしいです。確定申告は本当に自動化で済んでほしい。
でも実際、僕も、
- 同じ質問をFreeeのAIにして
- ChatGPT本体にもして
- 両方で照合して
- 最終的に国税庁のサイトとか他の信頼できる情報源を探して…
という手間を結構かけました。
そうすると、意外と時間を食うんですよね。
「これ、もし人間のサポートデスクだったら同じ質問に対して正確に答えてくれたんじゃないかな?」と思ったりもしました。
何とか期日内に確定申告を完了!


結果的に、僕は期日内に確定申告を終わらせることができました。AIの力も確かに大きかったけど、最終的には
- AIにざっくり聞いて大枠を掴む
- ChatGPT本体にも聞いて回答を比べる
- どうも怪しいと思ったら公式サイトや他の専門家の情報を参照
- それでもダメなら、意を決して人間のサポートに問い合わせ
というやり方で乗り切りました。
確定申告に限らずですが、「チェックするのは最終的に自分」っていうのが、AIとの付き合い方の基本かなと思います。
特に税金や会計の世界って、まだまだルールが複雑で、誤入力や科目の選択ミス、書類不備などがあると罰則や追加徴税などの可能性もありますからね。
だからこそ、「このAIが言うことは絶対正しい!」と盲信するのではなく、複数の情報源で確認しながら慎重に進めることが大切ですね。
Freeeの便利さはガチ。ただし使い方次第!
確定申告の経験を通して思ったのは「Freeeって、やっぱりかなり便利なツールだなぁ」ということです。特に
- 取引の自動仕訳(口座連携やクレカ連携)
- 領収書のOCR読み取り(スマホでパシャッと撮るだけ)
- e-Tax連携でオンライン申告
この三拍子は、もうエクセル手入力には戻れないほど快適。
数字が自動で反映されていくのを見ていると、素直に「デジタルありがとう…」という気持ちになります。
ただし、その恩恵を最大限受けるためには、正しい設定や仕訳ルールの登録、取引の確認作業が大事。
AIがどれだけ
って提案してきても、私のビジネスが実際どういう形態なのか、領収書が本当に何の用途だったかは、自分しか分からない部分があるんですよね。
結局、AIの提案をきちんとチェックして、正しいルールを覚えさせるのは人間の仕事なのです。
AIでチェックしつつ、楽ちん確定申告スタイル


そんなこんなで、知識ゼロの状態から始めた初めての確定申告は、なんとか期日内に完了。
そして振り返ってみて、やっぱりFreeeってめちゃくちゃ便利!
AIチェックも、間違えることはあるけど、それでもいつでも相談できるメリットはでかいと感じました。
一方で、全てを丸投げするのは危険。
特に確定申告のように複雑でリスクもある作業だと、自分自身の経験や学習が「重要 of 重要」になるのは言うまでもありません。
これから「AI時代」と言われる中で、フリーランスや個人事業主はますますこういったツールを使って業務効率化していくはず。
でも最後の責任は自分が持たないといけないし、そのためには学ぶことが大事。(これって、当たり前っちゃ当たり前ですよね…?)
深夜でも休日でも、ちゃんと相手してくれますからね。
だけどくれぐれも、AIの回答をそのまま鵜呑みにしないように!
ぜひ複数の情報源や公式サイトを参照して、正確に申告しつつ、うまく節税も狙っていきましょう。
来年もまた確定申告は来るわけですが、きっと今年よりはスムーズにできるはず。
AIのさらなる発達に期待しつつ、確定申告のレポートでした。